LIKE A SHOOTING STAR                  

          ミツオ留学後の世界を描いた、連載ストーリーです。

 

ラフ画5(12話のイメージイラスト+)

 

 

ミツオは慌てて、

 机の下に身を潜める。

赤いマスク、緑のマント。パーマン3号

だったのだ。

(パー子の奴、本当にパーマンを続け

てくれているんだな・・・。)

― それに引き替えぼくはもう・・・

マーカス「凄いジャン

グルだなぁ。

前にこんな漫画を

読んだことあるよ。」

ソフィ「生きて動いて

いるものがありませ

んね。この星には、

動物はいないのでし

ょうか・・・。」

ロン「そういえ

ば・・・。」

 

 

 

ロン「あれ・・・、何だろう。」

 

 

生い茂る葉の隙間から、大きな・・・

何メートルあるかわからないほど

大きな植物が見えた。

何段にも重ねた巨岩の上に、

青白く不気味に輝く巨大な花が咲い

ている。

刺激臭が漂い、

触角のようなつるがウネウネと動く。

彼は立ち止まった。

大人の女性だった。

セミロングの茶髪、

くるっとした瞳。

土で汚れたバード星調査隊

の制服。

小さな木の実で作った、

首飾りのようなものを

身につけている。

少なくとも、

敵ではなさそうだ。

セレナ・クレメールです。

 

 

 

マーカス「もうこの星に動物はいない。

お前達は久しぶりのご馳走なのだ。

さぁ、大人しくハッチを開けろ!」   

 

彼はポケットからレーザー銃を取りだし、

彼らに向けた。

ソフィ「ロ、ロン・・・ご

めんなさい。」

ロン「ソフィ、お前は

早くあの大きな花の

所へ行って

銃を撃つんだ!

今なら、まだ助かる

かもしれない!

オレのことはいいか

ら!ルーシャと

マーカスを・・・

助けるんだ!」

 

 

 

 

するとロンが窓を開けて部屋に入り、

ミツオをギュッと抱きしめた。

ロン「良かったなぁ、ミツオ!」

ミツオ「えっ、ど・・・どういうことっ?」

 

 

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