LIKE A SHOOTING STAR
ミツオ留学後の世界を描いた、連載ストーリーです。
ラフ画10
(25、26話のイメージイラスト)
|
そこにあったのは
夢に出てくるような、
まさにお菓子の
城だった。
ミツオ「す、すごい!
食べていいのかな!」
ソフィ「常識的に
考えて、こんなお菓子
の世界があるわけない
でしょ!絶対
怪しいです・・・。」
|
|
どうして
他人のために、
ここまで一生懸命に
なれるんだ。
こいつも・・・今まで
の奴らと同じように、
表面上では良い顔を
して、何かを企んで
いるんじゃ・・・。
― いや・・・、
違うな。
こいつは驚くほど
純粋なやつだ。
|
|
前方を見ると、
走っているレールが、
途中で途切れて
しまっている。
ルーシャ「いやあ
あああ、
助けてぇッ!」
ジェットコース
ターはレールを外れ、
地面に向かって
落下した。
|
|
ロンは近くに居た
兵士の剣を
取り上げると、
ソフィを背後に
守りながら、
振りかざした。
ロン「それ以上、
近寄るなよ!
ソフィに指一本
でも触れてみろ!
オレが許さない
からな!」
|
|
アルド「総監は
心配性ですね〜。」
総監「お前は、
昔から緊迫感が
なさすぎだ。」
二人は笑いあった。
アルド「でも、総監に
は本当に感謝している
んですよ。パーマンも
経験していない、
異星人の僕が、今こう
してバードマンをして
いるのは、全て総監の
おかげですからね。」
|
(24話のイメージイラスト)
|
ミツオ「何をするん
だ、レモンくん!
ドラゴンを怒らせ
たら、火山が噴火する
んだよ!」
エディ「勿論、それを
承知でやっている
んだ。この火山が噴火
すれば、あの村の人々
も溶岩にのみ込まれる
だろう。」
|
|
もうマグマがそこまで
来ている。皆は慌てて
ドラゴンの背中に
飛び乗った。
のみ込まれる・・・!
そう思った時、
ドラゴンは空へ
飛び立った。
|
(23話のイメージイラスト)
|
「天から来たりし
災いをもたらした
悪魔どもめ!
ドラゴンの怒りに
触れ、我等の村に
大災害が
巻き起ころう!」
すると、その原住
民はミツオ達に
歩み寄り、彼らを
捕らえようと
した。
|
|
ミツオ「ソロは、勇気が
あるなぁ。責任感も
あるし。まだ小さいのに
偉いね。」
ソロ「ちっ小さい!?
何を言う!長の息子と
して、当たり前のことを
しているだけだ!」
初めてソロの取り乱した
ような声が洞窟に
響いた。
|
|
ソフィ「私の友達も、
とっても勇気があるん
ですよ。
私は三人を信じて
いるんです。」
-きっと、きっと大丈夫
ですよね・・・。
無事でいて、
ミツオさん・・・。
|
|